バイデン大統領就任。トランプ氏が負けた理由とは

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2020年アメリカ大統領選挙で民主党バイデン氏と共和党トランプ氏が戦いました。トランプ氏の影響力からか世界的な注目度が高く、日本でも連日ニュースとなっていましたね。日本で2020年11月08日になったあたりで、バイデン氏の民主党が全議席の過半数270を獲得したため、バイデン氏の勝利が確定しました。これに対し、選挙の不当性について言及しているトランプ氏が裁判で決着をつけようとしているので、まだ確定ではありませんが…。
裁判自体はもう少し長引く可能性がありますが、今回はなぜトランプ氏が選挙で負けてしまったのかを主要な理由とともに解説していきます。

トランプ氏の敗因

トランプ氏が負ける理由は何でしょうか?トランプ大統領の支持率を時系列で見ながら理由を紐解いていきましょう。

トランプ大統領就任後の支持率(赤)&不支持率(青)。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/election-data/より

グラフを見ると、2017年01月のトランプ大統領就任後すぐと、直近では2020年05月あたりに支持率が大きく低下しています。これらの時期に起こった出来事と合わせて見ていきましょう。

就任後すぐに支持率が低下。歴代最低記録を打ち立てるレベル

上のグラフを見ると発足後すぐに支持率が低下しているとわかります。トランプ大統領の就任から、不支持が支持を上回るまでの日数はたったの8日でこれはアメリカ大統領史上最短です。(前任のオバマ大統領は936日で約2年半です。)元から支持率が低いのもありますが、就任後すぐの支持率低下が著しいのはグラフを見れば明らかですね。

この理由としては、医療保険制度の改革等の選挙時にやると宣言していたことが頓挫してしまったことや、大統領選挙にロシアのハッキングが絡んでいるというロシア疑惑などがあります。こういったことが積み重なり、トランプ大統領への不信感が大きくなっていったのでしょう。
その後は経済政策や外交で強気の姿勢を見せ、ある程度は支持率が回復しました。

2020年にも支持率低下。BLM運動の影響が大きい

直近で見ると2020年05月から支持率が低下しています。この頃にあった出来事と言えば、記憶にも新しいBLM運動でしょう。BLMはBlack Lives Matterの略で、発端は2012年のトレイボン・マーティン射殺事件(警官が少年を射殺した事件)でそこから継続しています。そして2020年05月に警察官の不当な拘束によって黒人男性が死亡してしまった「ジョージ・フロイトの死」が引き金となり、運動は活性化しました。
(ちなみにこの頃、日本でこのニュースを扱った際BLMを「黒人の命”も”大切だ」と訳してしまい非難が殺到しました。和訳に関して紆余曲折あり、結果的に訳さないことが選択されたため、BLM運動と言う言葉が日本で広がり流行語大賞にノミネートされるまでに至りました。)

投票率の増加が不利に働いている

今回の投票率は11月上旬時点で67%になると予想されています。これはここ100年でトップの投票率でそれだけ注目が高まっていると言えるでしょう。(COVID-19対策の郵便投票の利便性による影響もあるかもしれませんが…)

まだ予想の段階だが、2020年の投票率は圧倒的!?

投票者の詳細な内訳はまだ明かされていませんが、中でも若い世代やヒスパニック系人種の人の投票率が上がったと言われています。これらの人たちはバイデン氏を支持(≒アンチトランプ派)していますが、投票率はあまり高くありませんでした。
しかし今回、そんな人たちのトランプ大統領への不満が限界を超え、投票率が上がっているようです。高齢層や白人層など、元から投票率が高い層の支持を得ていたトランプ氏にとっては投票率の増加は逆風と言えるでしょう。

トランプ氏の抵抗。第2ラウンドは裁判

トランプ氏の敗勢が濃厚となったあたりからトランプ氏は選挙のやり方について裁判を行う意思表示をしており、トランプ氏は「選挙で不正が行われている」とまで言い放ちました。この不正発言はアメリカのABCニュースの中継が打ち切られるなどの騒動となりました。さすがにこの件については同じ党からも批判が出る騒動となっていますね。
トランプ氏は証拠があると言っていますが明らかになっていません。投票後の用紙が捨てられているとの動画等も出回っており、正直なところ、どこまでがフェイクニュースかわかりかねる状況です。

選挙に関する裁判の状況。あまり効果的ではない?

トランプ氏はいくつかの州で裁判を既に起こしています。例を挙げると以下のようになっています。

・ミシガン州で開票作業の打ち切り要請 → 棄却
・ペンシルベニア州で立会を妨害されたと、開票停止要請
 → 立会が入ることを認めた上で、開票停止は棄却
・ジョージア州で投票締め切り日である11月03日より後に届いた票を無効にするよう要請
 → 棄却

今のところ、あまり有効ではないですね。トランプ氏は他の州でも裁判を行う手続きを進めていますが、結果が大きく覆ることは無いように見えます。

まとめ

今回は2020年アメリカ大統領選挙についてまとめました。日本のニュースでは過激なトランプ派の人たちについてよく報道され、そこだけを見るとトランプ派が多いように見えます。しかし、選挙を見てみるとバイデン氏が優勢…やはり定量的なデータが大事だなと個人的に感じました。
今後は、トランプ氏の「不正発言」や裁判が今後、どのような形で終わりを迎えるかが見どころですね。

以上

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