こんにちは、shunです。
2021年03月25日、長らく注目されていた東京五輪2020の聖火リレーが始まりました。
福島県でスタートし、ここから07月下旬の東京まで順に聖火リレーを行う予定になっています。
新型コロナウイルスによって延期され、満を持してのオリンピックスタート!
…となるはずなのですが、イマイチ盛り上がりに欠ける様子が見受けられます。
このような環境なのである程度は仕方がないと思うのですが、盛り上がらないどころか反対運動の話までも出てきています。
今回は聖火リレー開始直後の状況を俯瞰するために、東京五輪のスケジュール、運営によるコロナ対策、聖火リレー開始後の世間的な反応をまとめていきます。
東京五輪のスケジュール
聖火リレー
2021/03/25 福島
~
2021/07/23 東京
開会式
2021/07/23
各競技の詳細スケジュールは公式HPで確認できます。
(公式による競技ごとのスケジュール→https://tokyo2020.org/ja/schedule/)
閉会式
2021/08/08
運営によるコロナ対策
東京五輪開催における最大のハードルが新型コロナウイルス。
長らく延期されていたのもこの為です。
2021年の03月末時点では、東京などの緊急事態宣言が解除されたとは言え、未だ油断はできず、感染者が再度増えるリバウンドも懸念されているところです。
そんな中で、運営はどのような対応の元、五輪開催に踏み切るのでしょうか?
既に始まっている聖火リレーでの対応、そして一番気になる競技環境について、現段階でわかっていることをまとめます。
聖火リレー時の対応
ゆるゆるの対策…
聖火リレーの新型コロナウイルス対策として、組織委員会は以下のように対応するとしています。

個人的には、かなり緩いという印象を持ちました。
ランナーはともかく、観客者の対応はほとんど呼びかけなんですよね。
この呼びかけって本当に効果が薄くて、東京も自粛呼びかけだけで上手くいかなかったから、2020年末から非常事態宣言という強硬手段に至ったわけですし…
密集できないようにした観客スペースを設けるだとか、それも出来ないようなら、インターネット中継だけにして一般人の進入禁止だとか物理的な対策をしないといけないと思います。
現地の人にとっては残念でしょうが、そうでもしないと対策になりません。
結果として全然守られなかった
実際に、観客が密集したり、会食していたランナーがいたなど、全然ルールは守られていませんでした…。
まだ聖火リレーは続くので、今後、何かしらの改善が必要不可欠だと思われます。
競技環境について
今のところ、一般的な感染対策??
2021年03月20日時点でオリンピック準備局は以下のような動画をYoutubeにアップロードしました。
動画を観てもらうとわかりますが、ごくふつ~の感染対策ですよね。
そこら辺りの飲食店がやっているのと大差ないです。
もちろん、ワクチンとの付き合い方や密を防ぐための対策などは今後の対応として検討されているのですが、開会式4ヶ月前でそのあたりが決まっていなくて大丈夫か、不安になります。
海外観客は受け入れない
03月20日に明らかになったことですが、海外の国際オリンピック委員会であるIOCと日本の東京オリンピック組織委員会などを含む会談で、海外観客の受け入れを諦めるという結論に至りました。
海外からの訪問者は何百万人もの規模に上るとされていたため、それら人々を拒むとなると会場での盛り上がりに欠けるのは必然でしょう…。
世間的な反応
そもそも、東京オリンピックの開催には反対意見が多く、2021年02月時点では日本人の7割が反対していました。
そんな中での聖火リレー開始は、もはや強行と言われても仕方が無いでしょう。
もちろん、聖火リレーを直接見れて満足する人もいましたが、やはり反対意見が目立つところです。
東京や福島で反対運動
具体的なアクションがあったのは東京や聖火リレーの開始地であった福島です。
東京の新宿では03月26日にデモが行われました。
こちらでは「延期じゃなくて、そもそも中止すべきだ!」という声が上がっていました。
聖火リレーの開始地であった福島でも、多くの人で賑わう傍らで、プラカードを掲げる人などがいます。(どちらかと言うと、賑わってることを問題視すべきなのかもだけど…)
福島ではコロナ以外にも、「福島復興が先だ!」という声も上がっています。
一部で復興五輪などと言う人もいたようなので、「まだ復興できていない」と感じる現地の人にとっての不快感は大きいでしょう。
「#東京五輪の中止を求めます」がトレンド入り
SNSでも反対意見は目立ちます。
聖火リレー開始後にはTwitterで「#東京五輪の中止を求めます」がトレンドに入っていました。
特に、リバウンドを懸念した声が多く、医療従事者のツイートも目立っていました。
ただでさえ、東京などの緊急事態宣言解除後のリバウンドの傾向が見え隠れしている状態なので、リバウンドへの注目度は高いですからね(^^;)
まとめ と 個人的な感想
今回は東京五輪の聖火リレー開始に伴う、東京五輪の状況についてまとめました。
やはり聖火リレーというのは盛り上がるものですが、一方でこれほど反対意見が目立つのも珍しいと思います。
全体を通して、コロナ感染拡大への不安が大きいです。
また、有名人の聖火リレー辞退が相次いだり、風もないのに聖火リレーの火が消えるなど、雰囲気的にも良くない感じです。
今後、開会式までにどのような科学的対策を講じるかが重要ですが、最低限、選手だけでなく観戦者もワクチンの摂取を必須にする必要があると思います。
ワクチン接種が進んでいる国では既に、ワクチン接種済みを示すパスポートのようなものを発行しており、劇場などの入場に必要になっているところもあります。
ワクチンの流通状況が異なるとは言え、海外の劇場以下の感染対策で五輪開催を行うのはもっての外です。
今後、コロナ収束や本格的な対策強化によって、観客・選手共々、気兼ねなく盛り上がれるようなオリンピックになれば良いですね!
以上
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