立皇嗣の礼・立皇嗣宣明の儀とはいったい何か?わかりやすく解説!

ニュース

2020年11月08日午前11時過ぎ、立皇嗣宣明の儀という儀式が行われました。ニュースでは秋篠宮さまが「皇嗣」となられたことを宣言するものと報道されていますね。ただ、皇族に関する儀式と言うことは伝わりますが、それだけでは内容がわかりにくい印象です。用語も多くて難しいですので。
今回は、立皇嗣の礼や立皇嗣宣明の儀とは何か、どんな意味を持つのかについて深掘りしていきます。

立皇嗣宣明の儀(読み:りっこうし せんめい の ぎ)は立皇嗣の礼の一部。言葉の意味は?

立皇嗣宣明の儀は立皇嗣の礼の一部です。意味としては「(秋篠宮さまを)皇嗣として認める」という一連の流れが立皇嗣の礼で、その一部として「公に宣言する儀式」が立皇嗣宣明の儀です。
かなり難しそうな言葉ですが、分解してそれぞれの意味を理解すると、分かりやすいです。

より複雑な「立皇嗣宣明の儀」を分解すると「立」「皇嗣」「宣明」「の儀」となり、それぞれの意味は以下のようになります。
「立」:ある地位につかせること
「皇嗣」:皇位継承順位が1位である人 (皇太子というのは皇嗣の一部で、天皇陛下のご子息であった場合は皇太子と呼ばれます。秋篠宮さまは徳仁さまの弟にあたる関係のため、皇太子ではないので皇嗣となります。)
「宣明」:国内外含めた公に宣言すること。
「の儀」:~の儀式

上記のように立皇嗣の礼は皇嗣の人に対して行われる行為ですが、今までは「皇嗣=皇太子」という状態であったため、「立太子の礼」が行われてきました。しかし、現天皇である徳仁さまにはご子息がいらっしゃらないため、皇太子以外の人を皇嗣とするための儀式が新しく作られたことになります。
(基本的に名前が変わったのみで、儀式の流れは同じです。)

ちなみに、現在の皇位継承2位は悠仁さまです

予算は4,000万円!!なぜそこまでして儀式を行うのか? 目的は後継者争いの防止

立皇嗣の礼全体にかかる予算は、なんと4,000万円になります。当然これは国民の税金から支払われているため、「秋篠宮さまを皇嗣として認める」という形式上の行為だけで4,000万円かかるのには納得がいかない人も多く、不満の声も上がっているのも事実です。(Google検索のサジェストでは「立皇嗣の礼 不要」といったサジェストも出てきました…。)

では、なぜそこまでして立皇嗣の礼を行うのでしょうか?目的としては後継者争いを防ぐことにあります。
立皇嗣の礼を行うことで秋篠宮さまが皇嗣、すなわち皇位継承順位が最も高いということを公に示すことになります。これにより現天皇(徳仁さま)に、万が一、何かあった際にも、皇位継承順位がはっきりしているため、次の天皇を決めるための内部争いを避けることができます。現代では昔ほど後継者争いも激しくないので歴史的な意味合いも強いですが、皇族ともなると影響は大きいので重要な意味を持つでしょう。

もちろん、「この予算が妥当か」という点については検討の余地はありますが、儀式の意味を考えると単純に立皇嗣の礼が不要とは言えないことが理解できます。

立皇嗣の礼では具体的に何をするの?

立皇嗣の礼はメインである以外にも立皇嗣宣明の儀にも、様々な儀式を行います。宣明の儀より前の日の勅使(使者)の派遣から立皇嗣の礼は始まっており、以下のような流れになっています。

立皇嗣の礼の流れ

それぞれの儀式には正式な名前がついていますが、以下、大まかな流れを書きます。

「勅使の派遣(3日前)」
「桓武天皇陵、昭和天皇陵のお墓参り」
「天皇陛下が宮中三殿(神々・皇族の霊を奉る所)へ、ご報告」
「宣明の儀」
「神器の授受」
「皇嗣が宮中三殿へ、ご報告」
「天皇皇后両陛下に皇嗣ご夫妻がご挨拶」

本来であれば、来賓の方との食事会や一般参賀などがあるのですが、今年のコロナ事情により、それらは中止となってしまいました。残念。

立皇嗣宣明の儀は動画あり

今回、公開されたた立皇嗣宣明の儀はYouTubeにテレビ東京さんのノーカット動画が上がっていたので、興味のある方はご覧ください。約20分の動画です。

立皇嗣の礼 中心儀式「宣明の儀」 【ノーカット】(2020年11月8日)
テレ東NEWSのYouTube動画:https://www.youtube.com/watch?v=W5O8EdMKY68

まとめ

今回は、立皇嗣の礼・立皇嗣宣明の儀についてまとめました。秋篠宮さまが皇位継承順位1位であることを公式に認める儀式ですが、内容や目的を深く知るほど、だいぶ見え方が変わってきますね。儀式の詳しい内容や古事記との関わりなど、まだまだ奥深いように感じたのでそういったレベルまで深掘りできると、面白みが増すと思ったのでさらに深掘りできるようにしていきたいと感じました。

以上、ここまでご覧いただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました