菅内閣の支持率に関する世論調査まとめ(2020年12月)

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2020年も12月に入ったところで、菅(すが)内閣の支持率低下が報道されています。
読売新聞社や共同通信社が行なった全国世論調査がきっかけとなっているようです。

今回は2020年菅内閣の支持率低下について、歴代の内閣支持率との比較や世論調査の結果をまとめていきます。
なお、本記事での菅内閣とは菅義偉首相のものを指します。少し前に菅直人首相の時があったので、一応、区別として記しておきます。

菅内閣の支持率

発足時の支持率を歴代と比較

菅内閣の支持率低下が報道されますが、そもそも低下前は期待度はどうだったのでしょうか?
1つの指標として、内閣発足時の支持率があるので、これを最近の歴代内閣と比較してみましょう。

上のグラフは世論調査を行なっている内の4社の、内閣発足時の世論調査における内閣支持率です。

調査を行う会社によって多少の差はありますが、菅内閣発足時の支持率は歴代と同程度かそれ以上であると言えます。そこそこ期待は高かったようですね。

菅内閣の支持率推移

発足時の支持率が高かった菅内閣ですが、その後はどうでしょうか?

定期的に世論調査を行なっている内の1つ、読売新聞社の世論調査結果を見てみましょう。

数値は2020年09月の菅内閣発足時から12月までで、支持率は74%→67%→69%→61%
不支持率は14%→21%→22%→27%となっています。

読売新聞社の世論調査は菅内閣発足時、他より高めの数値を出していましたが、このグラフを見れば支持率が低下し、不支持率が上昇していることは明らかでしょう。

菅内閣 支持 不支持についての世論調査結果

共同通信社が12月05日、06日に実施した世論調査では、理由などについて合わせた結果が公表されていたので、支持の理由・不支持の理由をそれぞれ見ていきます。

支持の理由:理由の1位はなんと消去法

支持の理由は上のグラフのようになっています。ざっくりですが、青を菅首相自身に関するもの、オレンジ色を施策などとして同じ色にしました。

驚くべきは支持する派の一位の理由で「他に適当な人がいない」というもので支持する人の中の40%を占めます。
つまり、消去法的に菅内閣を支持する…ということを意味しており、あまりポジティブな支持とは言えないでしょう。

2位は「菅首相への信じる」で20%ほど、3位は「自民公明の連立内閣だから」で14%ほどになっています。

不支持の理由:菅首相自身に関する理由が多い

不支持の理由は上のグラフのようになっています。色分けは支持の理由と同じようにしてあります。

これを見ると1位2位3位どれも菅首相自身に関するものだとわかります。それらを合わせると全体の2/3程になります。

1位は「首相の指導力がない」で25%です。半月前の世論調査では9%だったので、急激に伸びた理由と言えるでしょう。

2位は「首相にふさわしいと思えない」で20%、3位は「首相が信頼できない」で18%です。

菅内閣 支持率低下の理由について深掘り

上の支持不支持の理由に関する世論調査で、菅首相自身に関する不支持が多かったですが、その理由は何でしょうか?

菅首相の行動に関するもので、目立ったものを取り上げていきます。

コロナに関する対応への不信感

1番大きいのはやはり、これでしょう。
直近の報道における菅首相のコメントは、医療関係やGoToなど、ほとんどがコロナ関係にものです。

見方によっては曖昧とも取れてしまう菅首相の判断から、1位の「首相に指導力がない」2位の「首相にふさわしいと思えない」と言った印象や、4位の「経済政策に期待が持てない」(≒GoTo)に繋がっていると言えます。

 

「経済と医療の両立」の方針に対する、投稿者の個人的見解

これは投稿者の個人的な考えなので、興味のない方は青枠の外までスキップしてください。
個人的意見ですが「経済と医療の両立」という判断自体は間違っていないと思います。

政策の内容にかかわらずコロナによって打撃を受けている飲食店業界・医療業界などに対しては、支援は必要不可欠ですし、他にもデジタル化やクリーン関係などにも莫大な資金は必要です。
そのため、「重症となりやすい高齢者や疾患を持った人たちに自粛してもらいつつ、他の人に経済を回してもらう」という考えは、公平性に欠け、曖昧な判断にも見えるかもしれませんが、十分有効な解決法です。

問題は国民に「両立が必要だという考え」が届いていないことで、これについては菅首相の発言の弱さ報道の偏りがあると思います。

「両立を進めないと成り立たない」ということを群馬県知事のように力説するぐらいでちょうど良いと思います。これについては、明言を避けがちな菅首相の弱みと言えるかもしれません。

報道の偏りについても、「国家経済」と「医療」を天秤にかけた時、どちらが報道しやすいかを考えれば、身近に感じられる「医療」なのは言うまでもないでしょう。国家予算が無くなっても、それ単体では目に見えないものですので。
また、本来「経済と医療の両立」という論点なのに、医療関係者の意見ばかりが報道されて、経済学関係者の意見が少ない…というのは、どうしても偏向報道の風潮を感じてしまいます…。

学術問題への不信感

コロナの対応による影響程ではないですが、印象的な意味でこちらの理由もあるでしょう。こちらは不支持の理由の3位「首相が信頼できない」に繋がります。

最近ではコロナや安倍政権の桜を見る会で隠れがちですが、この学術問題についても結論は出ていません。
学術会議の人選について、内閣総理大臣の権限を乱用したのではないかとされる問題です。

学術会議の問題点や内容についてはこちらのページでまとめていますので、興味のある方は参考にしてください。

そもそも内閣発足後、支持率は下がることが多い

これを言ってしまうと身も蓋もないことですが内閣支持率は一般に、発足後すぐは下がるものです。最初に掲げていた公約を滞りなく進めるのは難しいですし、トラブルなどあれば支持率は下がりますからね…。

上のグラフはこちらのサイトで紹介されていた、内閣および政党の支持率推移を示したグラフです。
多くの政党は発足後すぐは支持率が下がっていることがわかります。
(鳩山内閣、一直線で低下してますね…;)

重要なのは今後も下がり続けるか、もしくは回復or維持できるかという点なので、客観的に見るならまだ様子見の段階だと思います。

まとめ

今回は菅内閣の支持率低下について、世論調査の結果を中心にまとめていきました。
最後に述べたように、この時期での支持率低下は歴代同様とも言えるので、今後の菅首相の対応支持率低下の流れが変わるかに注目です。

以上

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